【指輪へのこだわり】受け継がれたダイヤモンドをリフォームする

 

リメイク制作は表参道アトリエで承ります

親から子へ受け継がれたダイヤモンドを使って、リフォーム


ithでは、ダイヤモンドをお持ち込みいただき指輪にお仕立てする加工を承っています。

"自分の婚約指輪には家族から受け継いだ宝石を使いたい"、と女性からお持ち込みされるものであったり、男性のお母様・お祖母様から新しく家族になるお嫁さんへと、代々受け継いできたダイヤモンドを使ってお仕立てするなど、リフォームは婚約指輪に特別なストーリーが込められる素敵なアイデアだと思います。

私は、大事にお手入れをしながら身につけることができるというのがジュエリーの魅力のひとつだと考えています。瞬間的に消費されるものではなく、古くなってもメンテナンスをしたり、形を変化させて身につけたり、時を経ても思い出と共に持ち続けられるのがジュエリーだと思うからです。

小さな頃から、ジュエリーに関わる仕事がしたいと将来を思い描いていましたが、それは素材として普遍で安定している宝石と貴金属に魅力を感じていたからかもしれません。


珍しいダイヤモンドをお持ち込みされたお客様との思い出


銀座アトリエで、珍しいダイヤモンドをお預かりしてリフォームをした経験があります。

お客様がアトリエにお持ち込みくださった宝石は、ご自身のお祖母様が大切にしていたダイヤモンド。0.9カラットと迫力のある見た目、カラーがLIGHT BROWNISH YELLOW(明るい茶色がかった黄色)というダイヤモンドでした。

デザインをリフォームして、ご自身の指輪として身につけたいというご希望だったため、まずはithのコレクションリングを全てご試着いただきました。

色々な指輪のご試着を重ねていくと、地金はゴールドが好み、左右シンメトリーで大ぶりなデザイン、引っかかりのないつるんとした形にしたいというご要望があり、Calla〈カラー〉という指輪をベースにすることが決まりました。

〈カラー〉という指輪は、もともとソリテールタイプという、中央に一石ダイヤモンドの留まるデザインです。

お持ち込みのダイヤモンドは、コレクションで用意しているものよりも直径が2mmほど大きく、中央が大きくなる分、空間ができてしまう部分に2石のダイヤモンドを配置する工夫をしました。

全体のイメージはそのままで、大事なお持ち込みのダイヤモンドが活きるデザインを考えるために時間をかけたことを覚えています。

 


最初のお打ち合わせから、デザインを決めるまでにおよそ1ヶ月、ご納品までの全ての工程が完了するまでに、全部で3ヵ月ほどお時間をいただきました。

サンプルを試着しながら理想のデザインを見つけます

 


リフォームはしたいけれど'デザインが思いつかない'という悩みや、'どういう形が自分に似合うのか分からない'、というお客さまでも、大丈夫。

たくさんあるithのコレクションリングを試着して、好みを知ることからリフォームのご相談はスタートします。試着をすることで、指輪についてお客様自身の理解が深まり、つくり手もお客様の好みを把握することができます。時間をかけてお好みを具体的な形へと導いていくのがithのリング選びです。

〈コラム〉お二人だけの指輪をつくるプロセス

婚約指輪プロポーズの証、これから家族になることを約束する特別な意味のある指輪です。その特別な指輪に使うダイヤモンドにも、意味を持たせるのは素敵なことだと思います。

これから先も大事に身につけ、いつかこの指輪も受け継がれていくことを願っています。

 

ithのエンゲージリングコレクション



ith 高橋亜結

 

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