暖色系がよく似合う明るいお二人。
はじめてのご試着に、ithを選んでくださいました。
普段はお二人ともファッションリングを身に着けているそうですが、
「今日は試着のために」と外されていましたね。
“自分達らしい”と思える指輪を
一緒に見つけていきました。
つけ心地にこだわった男性のデザイン選び
ご試着の中で、着け心地の違いを
人一倍に感じ取られていた男性。
指が骨ばっているため、
着脱の指通りや見た目の印象を
敏感に気にされていましたね。
ひとつひとつ丁寧に着け比べた中で、
男性が選ばれたのは《ぺザンテ》でした。
指を包み込むような
ぽってりとした厚みのある丸さが
男性の指にフィットしました。
甲丸リングのデザインは多数ありますが、
《ぺザンテ》は表面だけでなく
内側にも特有の丸みがついています。
他にはない絶妙なつけ心地の良さが決め手になりました。
表面加工は、つややかな“鏡面加工”と
細やかなランダムな線を描くことで表した、
独特な光沢感のある“ネーヴェ加工”のハーフ&ハーフにアレンジ。
「180度回して楽しめる！」とお気に入りになりましたね。
お揃い感を意識した女性のデザイン選び
女性は「形にはこだわらない」と仰っていましたが、
やわらかい雰囲気がお好みの様子。
自然と甲丸リングが候補に集まっていましたね。
さらに、男性が気に入った“ネーヴェ加工”は
女性にとってもお気に入りでした。
ただ、今までの好みとは異なるデザインの指輪にも惹かれ、
どうするか迷われました。
事前のカウンセリングでは
「お揃い感は意識していない」との回答。
別々のデザインでも素敵だけれど、
「せっかくお互いの好みが合ったなら・・・」と
お揃いにする気持ちが高まりました。
そんな女性が選ばれたのは
軽やかで、スッキリとしたフォルムの《アンダンテ》。
厚みや内側のつくりは異なりますが、
《ペザンテ》と同じ甲丸リングです。
お気に入りだった“ネーヴェ加工”へアレンジ。
また、ダイヤモンドを中心に一粒
星の飾り彫留めであしらいました。
お二人ならではの指輪とともに、人生を歩んで
肌になじむ程よい煌めきに
お二人ならではの“おしゃれ”を感じる、
お揃い感たっぷりのひと組になりましたね。
ご納品から約5ヶ月後、
アフターメンテナンスのご利用で
再びアトリエへお越しくださいました。
指輪の表面には傷や摩耗が重なっていて、
お二人が指輪と過ごしてきた時間を
感じることができました。
これからもお二人が歩む人生を
指輪に刻んでいってくださいね。
つくり手 松川
