国境を越えてお仕立てした、お二人を繋ぐお揃いの結婚指輪

 

 

オンラインアトリエには、様々な理由で

アトリエにお越しいただくことが難しいお客様が来てくださいます。

 

今回は日本と海外からオンライン相談にお越しいただき、お仕立てした指輪のご紹介です。

日本と韓国からのご相談

女性は日本、男性は韓国からオンライン相談にお越しいただきました。

 

なかなか会うことが難しいお二人だからこそ、

オンラインアトリエはぴったりでした。

 

 

 

 

お二人は華奢なデザインがお好みでしたね。

男性はお仕事でのPC作業で邪魔になりにくいもの、

女性はお手元が綺麗に見えるようにと、幅感へのこだわりは息ぴったりでした。

 

そんなお二人が気に入ってくださったのはクローチェ》です。

 

中央でクロスしたデザインは、二人の人生がひとつに交じり合う様子を表現しています。

 

 

実際のご試着では、思ったよりクローチェが細いとのことでしたので、

幅を太くしてダイヤモンドの大きさと留め方を変更しました。

 

彫り留めという方法でダイヤモンドをお留めしたことで、

より華やかな印象になります。

 

 

また、マット加工もithの7種類のテクスチャの中からお選びいただきました。

 

狭い部分にも加工がはっきりと分かるものを選び、

よりオリジナリティが出るようにとこだわっていましたね。

 

 

細かいこだわりは他にも。

 

ワンポイントとしてルビーを留めています。

ピンクゴールド地金に馴染み、可愛らしさが更に増しました。

 

また、ithでご用意しているフォント以外でも、打刻が出来るものがございます。

 

女性は刻印は男性の母国語である韓国語で、

男性は日本語で刻印を入れました。

 

デザインから、お互いを想いあっている様子がひしひしと伝わってきますね。

イメージしにくい部分は試作リングでカバー

男性は海外在住でサンプルリングを実際に着けていただけないこと、

また女性はリング幅を増やしたことで印象や着け心地の変化を気にされていました。

 

そこで試作リングをお仕立てし、

デザインの確認と幅や厚みがお手元に馴染むかどうかを確認いただきました。

 

左:本番制作右:試作リング

 

 

男性の指輪はホーニング加工を槌目秋に変更。

マット加工を入れる位置も正面にしました。

 

女性の指輪はミル打ちの装飾をプラスし、繊細な雰囲気に。

厚みも本番制作では出来るだけ抑えたつくりにしました。

 

 

そうして完成した指輪は4ヶ月の時間を経て、お二人のもとへ。

 

“リモートなのにこんなに自分好みの指輪が作れるなんて驚きです” と

嬉しいお言葉をいただきました。

 

オンラインで指輪のオーダーを検討されている方、

是非一度ithのオンラインアトリエにお越いただければと思います。

 

お二人にぴったりのデザインをお作りいただけます。

お二人を繋ぐ結婚指輪

“コロナで会えない私達の唯一の楽しみがリモートでの打ち合わせでした”

そんなメッセージもいただきました。

 

デザインについて相談されていた仲の良いお二人の姿を思い出し、

胸があたたかくなりました。

 

 

ithのアトリエの雰囲気も気に入ってくださっていましたね。

メンテナンスの際は、ぜひアトリエにお越しくださいませ。

 

いつまでも、仲の良いお二人でいてください。

末永くお幸せに!

 

つくり手 小野寺

 

オンラインアトリエ

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