2023.11.30 #86

試着を重ねて辿り着いた、
“お揃い”と“好き”両方を込めた
自分たちらしい結婚指輪

POINT

  • ・まずはオンラインでご相談
  • ・お揃い感を意識した指輪選び
  • ・好みも込めた自分たちらしい指輪

オンライン相談で好みを絞り込み

お住まいがアトリエから離れているお二人は、何度もアトリエへ足を運ぶことは難しいため、初回のお打ち合わせはオンライン相談へご予約をいただきました。

 

[関連ページ]

オンライン相談について

 

ithにお越しいただくきっかけとなったのは、Instagramで見つけた《マルカート》をアレンジしたデザイン。

 

 

《マルカート》の形状だけでなく、男性リングの表面に入っているポコポコとした多面の“槌目秋”や、女性リングに入った細かな煌めきが特徴の“スターダスト加工”など、テクスチャも含めてお気に入りでしたね。


実際にビデオ通話をつないで指輪をご紹介し、様々な形やテクスチャを見ていただいた上で、やっぱり気になるのは《マルカート》の形状でした。

お二人が悩まれたのは表面の質感選び。気になるテクスチャーのサンプルをご自宅へお送りし、実際にご試着いただくと候補が絞れてきたご様子。


こうしてリモートでのお打ち合わせとご試着を経て、大阪にある梅田アトリエへお二人と実際にお会いできる日がやってきました。

それぞれの希望が叶うお揃いのデザイン

実際にアトリエでたくさんの種類の指輪を目の前にすると、改めて迷ってしまうお二人。


男性は手仕事ならではのゆらぎが感じられる形状の《クラシコ》も気になり試着をしてみましたが、実際に着けてみると少しイメージと違ったよう。“手仕事感”よりも、端正な印象のデザインがお好きだと気づきましたね。

 

結婚指輪:《クラシコ》

 

 

女性のお好みは男性とは少し異なり、“上品な結婚指輪感”よりも、“手仕事感” や “アンティーク” も気になります。

そして、初めからお気に入りの《マルカート》は、整ったシンプルなデザインでありながら、幅広くアレンジが効くデザインです。

 

それぞれのお好みが明確になり、お二人の希望が叶えられる指輪は《マルカート》なのだと再確認しましたね。

 

 


「パートナーには好きな指輪を選んでほしい」

そう寄り添いながら指輪を選ぶ男性は、特にお揃い感を大切にされたいご様子でした。流れるようなカーブフォルムが美しい《マルカート》の特徴を生かし、トップのカーブ部分にお揃いのテクスチャーを施すことに。

 

 

 

選ばれたのは、目立ちすぎない、細やかな煌めきがの星屑のように輝くスターダスト加工。初めてお話したときから、お二人とも気に入ってくださっていた表面の質感でした。

好みに合わせた別々のアレンジで

「スターダスト加工のキラキラ感は好きだけど、日常生活を想像したら少し派手にならないかな?」

男性が心配されているため、つくり手の私から地金の種類を白さが際立つプラチナではなく、発色が柔らかなホワイトゴールドに変更することをご提案しました。

 

 

 

ホワイトゴールドの落ち着いたお色味を気に入ってくださり、心配も解消。また、幅は少し太めにすることで、存在感のある男性らしい指輪となりました。

 

また、“クラフト感” や “アンティーク” がお好みな女性は、ツヤツヤの鏡面加工は残さず、表面全体にテクスチャーを施すことがご希望でした。

 

 

リングトップの男性とお揃いにしたスターダスト加工の周りは、気になっていた加工の“槌目秋”でツヤを抑えた風合いに。

 

さらに、縁取りにミル打ちの装飾を取り入れることでアンティーク感もプラスされました。

 

お互いの気持ちに寄り添って指輪を選ぶお二人の強い夫婦の絆と、好きな要素を込めながらアレンジを考える、楽しそうなお二人の姿が印象的な指輪選びの時間でした。

 

全体のデザインとリングトップの加工を統一した上で、お互いの好みに合わせてリングアームの質感にアレンジを加えることで、自分らしさも表れたデザインが生まれましたね。

 

 

 

完成した指輪はご配送でのお届けとなりましたが、”素敵な指輪で気持ちがほっこりしました”というお言葉と共に、お送りいただいたお手元に輝く指輪のお写真を拝見し、温かい気持ちになりました。

 

 

 

お揃いと好きを込めた結婚指輪が、これからもお二人の歩く道を明るく照らし続けてくれますように。

この投稿をシェアする

試着を重ねて辿り着いた、“お揃い”と“好き”両方を込めた自分たちらしい結婚指輪