アンティークなイメージの指輪をお探しで
アトリエに足を運んでくださったお二人。
指輪選びは初めてとのことで、
まずはじっくりと様々な指輪をご試着いただきました。
お好みの違い
たくさんの指輪を見比べていくうちに
お二人の指輪のお好みがだんだんと明確になっていきました。
男性はマットで落ち着いた質感と、形に動きがあるものがお好み、
女性はツヤっとした光沢と、細やかな装飾がお好みでした。
また、どのくらいお揃いのデザインがよいのかという部分も
お二人のイメージが少し違っていましたね。
最初は「お揃いのデザインでなくてもいいのかな？」と
それぞれがお好みの指輪を候補に考えていらっしゃいましたが、
じっくりとお二人でご相談される中で、
「やっぱりもっとお揃い感を出したいから、もう一度考えてみよう！」と
ベースの形から熟考していくことになりました。
お二人が大切にしたいこと
お揃いにできる部分は
形、地金の色、表面の質感、刻印など様々ですが、
お二人の一番大切にしたいポイントは“形”でしたね。
お二人とも“甲丸”という丸くて優しい着け心地の形をベースに
男性の指輪は《ロンド》
女性の指輪は《ピアチェーレ》
を選ばれました。
表面の質感も“ヘアライン加工”でお揃いに。
さりげない輝きがお好みだった女性は
ご自身にゆかりのある“6”にちなんで、
ダイヤモンドを6ピース、リズミカルにお留めしました。
内側にも想いを込めて
指輪の内側には
二つの指輪を重ねた時に一つのメッセージになるように
刻印をお入れしました。
“笑って小さなことを大切にしよう”
これからのご結婚生活でお二人が大切にしたい想いを込めて、
世界に一組だけの特別な結婚指輪になりました。
お揃いの結婚指輪
ゆっくりと時間をかけて考えたからこそ、
お二人のご入籍当日にお渡しすることができました。
ご納品からもうすぐ半年ほど経ちますが、
そろそろお手元に馴染んできた頃でしょうか。
ふと指輪を見た時に
アトリエでの指輪選びの思い出を
思い出していただけたら嬉しいです。
またお会いできる日を楽しみにしております。
つくり手 前堂
