2024.03.02 表参道

K18ピンクゴールドの性質が決め手の結婚指輪

 

”K18PGは職人さん泣かせ”

 

ジュエリーに携わるようになって間もないころ、

先輩から教わった、忘れられない一言です。

 

K18PGは、配合している金属の性質上、

硬く、加工しづらい地金とされています。

 

今回はそんな性質が指輪選びの決め手となったお客様について、ご紹介しますね。

お二人で好きなデザイン

 

 

お二人は一緒にいいねと思ってくださった、

Martello《マルテロ》を見に、ithへ来てくださいました。

 

ithのデザインの中でも、唯一の製法で、

身につけた時にさりげなく二色の金属が見える

こだわりが詰まった指輪です。

 

結婚指輪選びの難しさ

 

デザインはイメージどおりで、

お二人共とても気に入ってくれました。

 

だけど

 

”これからずっと身につける指輪”

”他もたくさん見た方が良いかもしれない”

”色味も迷う..."

 

結婚指輪選びは、さまざまな決断が必要で、

その大変さを私たちも日々感じております。

 

お二人も特に気になるところはないけど、

この指輪で本当に良いのか、すごく悩まれました。

 

自分の性格に似ている素材

特に女性は、元々K18PGが好きでしたが、

試着で試したK18YGも良く、

色味を決めることが難しくなっていました。

 

 

おしゃれで、ご自身のファッションにしっかりした思いをお持ちの女性。

ジュエリーも左手と右手にテーマを決めて、

身につけていると教えてくださいました。

 

そんな信念が素敵で、

ふと、金属それぞれの特徴をお伝えしたところ、

 

「自分と似ているからK18PGにしよう!」

 

と心が決まりました。

 

 

K18PGは、その硬さのため、

小傷には強い性質を併せ持っています。

 

親しみやすい色味とは裏腹に、

固く強いその特徴に、ご自身の性格が重なり、決断することができました。

お二人にぴったりな結婚指輪

 

迷いがなくなった女性を見て、

男性も安心して、決めることができました。

 

お会いしてから、きっと女性の思いをいつも尊重されているのだろうなと感じていましたが、

改めて伝わってきた瞬間でした。

 

 

お二人の好きと、

自分らしさを感じられる色味の結婚指輪

 

思いがたくさんつまった指輪と共に、

これからもお二人らしく過ごされていってくださいね。

 

末永くお幸せに。

 

 

つくり手 遠藤

表参道アトリエ

この記事はいかがでしたか?

回答すると、ほかの方の反応がわかります。
あなたはどっち?

この投稿をシェアする

K18ピンクゴールドの性質が決め手の結婚指輪